【第4話】秋田の弁当屋、「たいあん弁当」
秋田市には「たいあん弁当」という、いちおうチェーンな弁当屋さんがあります。このお弁当屋さんの唐揚げ弁当が地元民もこよなく愛する味ということで食べてみたところ本当に美味しかったので、今回はその紹介をしようと思います。
はい、これがたいあん弁当のパッケージです。黄色い紙にメニューが載ってます。中身は「唐揚げ山菜弁当」です。
もうお気付きかもしれませんが、パッチワークの上に乗っている黒い小袋はソースです。
そう、たいあん弁当の唐揚げはソースで頂きます。
これまで私のお気に入りの唐揚げ弁当はほっともっとの唐揚げ弁当でした。あの軽い歯応えの衣の中に、ジューシーなお肉がたまりません。これを特製スパイスとレモン汁で頂くほっともっとの唐揚げ弁当は子供の頃からのお気に入りでした。
たいあん弁当の唐揚げは、この私の中の「定番」を見事に打ち砕くものでした。
ではさっそく蓋を開けてみましょう。
はい、これが中身です。
まず、唐揚げの衣は軽い食感ではありません。。ちょっと固めに揚げてあります。そして、中のお肉がとてもジューシーなので場所によっては全くサクッとしていません。...これがいいんです!!!この程よいしっとり具合が、後からかける薄味のソースにぴったり合うんです!!!
量は本当に多いです。唐揚げはほっともっとの唐揚げの2倍ぐらいで、たぶん弁当容器の半分に「入るだけ」入れ込んであるんだと思います。そして写真では見えませんが、左端からお肉の下ぐらいまでご飯が敷き詰められています。最後に透明な蓋を被せて出してくれるのですが、蓋が閉まっていません。完全に浮いてます。
さらに大盛弁当もあるのですが、肉かご飯か、或いは両方とも大盛にできます。食べてみましたが、本当に多いです。冗談じゃないです。
では、ソースをかけてみましょう。
とまあ、こんな感じです。もう写真から香ばしいソースの香りが漂ってきそうです。なんというか、やみつきになります。
お肉の隣、緑色のが「山菜」で、その隣の茶色がそぼろです。この2つは唐揚げ【山菜】弁当にしか付いてきません。
ソース唐揚げで口の中がソースの味しかしなくなったときに、山菜のちょっと苦くて爽やかな塩味がリセットしてくれます。そんでもってそぼろご飯の味わい深いこと。食欲が増します。
最後に、下はたいあん弁当のメニューです。今回ご紹介したお弁当の値段も載っています。
メニューの右下にある通り、たいあん弁当は秋田市内に3店舗あるようですが、昔はもっとあって現在は少なくなってしまったそうです。頑張ってほしいですね。
秋田に来たら、ぜひこのたいあん弁当の唐揚げ山菜弁当をご賞味ください!